クルマ

DJデミオと過ごした2日間は最高だった

先日、RX-8をマツダのディーラーに持ち込み、とある整備を行ってもらいました。

代車で借りたのは、DJ型のデミオでしたが、これが結構良かったので、代車ですが試乗レビューを書いてみます。

代車のDJデミオの紹介

スペック的には、13Cというグレードで、最も安価なモデルになります。

排気量は1,298cc、馬力は92ps/6000rpm、トルクは12.3kg・m/4000rpm、車重は1030kg、ミッションは6ATでした。

新車価格は、135万円(税込み)と激安です。

内装や外観の特徴

まずは、室内を見ていきます。

全体的な感想としては、税込み新車135万円なりの作りをしていると思いました。ただ、チープでは無いという印象です。

ダッシュボードはこんな感じ。最廉価グレードなので、マツダコネクトはありませんでした。

シンプルな内装は質感が高く感じました。135万円税込みで新車が買える車として見ると、お買い得に感じました。

現在のデミオは、デザインが変更されていますが、ステアリングのデザインが個人的には、洗練されていないように思いました。

流行の、LEDバックライトメーターです。視認性は昼夜を問わず非常に良好でした。

タコメーターは無く、表示情報は、走行可能距離、トリップメーター、瞬間燃費(平均燃費は表示不可)、外気温、といった感じでした。

個人的には、マニュアルモード付きの6ATなので、タコメーターがあれば良かったと思いました。

ATのシフトノブですが、レバーは「コクッ、コクッ」という感じで動作します。

操作した感じの上質感は、かなり大きいです。最廉価のコンパクトカーで、この出来はなかなか、驚きだと思いますよ。

シフトノブにある、SPORTモードは、高回転をキープして走行出来るモードです。

このモードにすると、早いです。加速だけなら8と同じくらいかもしれないと、感じる程でした。

ペダル類を見ると、アクセルペダルがオルガン式です。

オルガン式のペダルは明らかに従来のペダルと比較して、操作がし易くなっていました。

リアのテールランプは、なかなか凝った形状をしています。

深夜ドライブに御前崎まで走った

代車ではありましたが、DJデミオの真価を確かめる為に、御前崎までちょっと走ってみました。

時刻は、平日の深夜1時過ぎだったので、案の定、自分とデミオ以外は誰もいませんでした。

ちょっと、階段を登りましたが、人気が全く無いので結構怖かったです。

走った感想

全体的な感想は、高い水準に走行性能があるように思いました。

「走る、曲がる、止まる」が、車の基本ですが、そのどれもが、高い水準です。

加速性能

ATモデルの為、トルコン(流体繫ぎ手)が回転し始めるまでの、時間が長く感じたので、完全停車からの発進はあまり気持ち良くは感じなかった。

さすがに、1.3リッターなので根本的なトルク感は低く感じた。

しかし、速度が乗った状態(10km、20km)からの加速は、普段使いには充分すぎる。とても燃費最優先モデルという加速力では無かったように感じた。

正直、5MTの8の加速と同じくらい早かったように感じる。

巡航性能

まず、エンジンの静粛性が高く、巡航している間は本当に静かで僅かにエンジンが聞こえる程度だった。また、人間に入力されるエンジンの振動も非常に少なく感じた。

GTカー的に、長距離ドライブが出来るのか?については、可能と思った。

まず、GTカーして重要な直進安定性は、充分では無いがコンパクトカーの割りにあると感じた。

実際にドライブした感じは、エンジンの振動の少なさや静粛性、シートの適度な硬さ、速度の維持の容易さ、もあって快適に感じた。

浜松から掛川までの国道1号は異常に速度レンジが高く、2車線でレーンチェンジも可能な為、高速道路を模擬したテストを行うことが結果的に出来た。テスト結果は、レーンチェンジも容易、速度維持も容易、60km/hから追い越し80km/h、またはそれ以上までの加速、どれもスムーズだったが、若干の1.3Lと燃費最優先なな6ATの低い回転数キープ制御で若干もっさりしたが、大きなストレスを感じる程では無かった。

ただ、本来の性能を開放する本気の6AT SPORTモードを使えば、高い回転数をキープする為、加速力は日常使いには十二分だった。燃費が非常に悪化する為、長くは使えない。

自分は、フィット、スイフト、ヴィッツ、に試乗したことがあるが、今回のデミオが圧倒的に走行性能が高く、静粛且つ上質に感じた。

低速走行

低速走行35~40km/h程で走行した際に、車体が常時ふらつく様な印象があって、微量な修正舵が必要であった。

ふらつく原因は、キャスタトレール量、ホイールベース長、トー角の設定、ストロークによるトレッド変化、等々を考えらないといけないが、今回はダンパーが大きな原因と感じた、低速走行時に極低速に対し減衰力が不足している印象だった。

また、低速走行時のステアリングの反応が良すぎる為、本当に後少しガタを持たせても良い様に感じた。

低速の減衰力を補うダンパーを導入すれば、さらに走りは上質になるように感じた。

低速時のふらつきだが、実際には大したことは無いと思って良い。あくまで日常からRX-8に乗る自分から見た感想であって、従来のコンパクトカーを乗り継いだ人から見れば大したことは無いと思う程度である。

ブレーキ性能

ブレーキは、フロントが片押し1PODキャリパー、リアがドラムブレーキ方式である。

峠でスポーツ走行した感想は、ブレーキ性能に不満を抱くことは無かった。

良く止まるし、コントロール性も非常に良く、夏場は不明だが気温2度くらいの峠程度でへたることは無かった。

寧ろエンジンの冷却性能の方が不安を覚える程であった。峠でSPORTモード固定連続走行した後に、コンビニに立ち寄ると、エンジン停車後もラジエータが全開で回っていた、それも結構長い時間だった。気温2度で、外気温取り入れ暖房全開で走ったにもかかわらず、これなのでブレーキよりエンジンの冷却性能の方が問題に思った。

日常使いも不満は無かった。コントロール性は良好で微量な速度調整も容易だ。

全体的な感想としては、ブレーキしてもピッチングがコンパクトカーな割には小さく、軽い車重と相まって良く止まる印象だった。履いているタイヤは東洋タイヤのPROXES R39という一般売りしていない純正出荷時のタイヤだったが、摩擦力としては並みな印象だった。

不満を上げるとすれば、ブレーキペダルの操作性だった。オルガン式のアクセルペダルの操作性が一般的な吊り下げ式ペダルに対し、大幅な操作性アップを果たしていることに対し、ブレーキペダルの操作性が置いていかれてしまった感があった。

旋回性能

峠では、FFなのでアンダーは出るけど、充分楽しめた。破綻(スピン)をドライで起こそうと思うと、結構な速度域でないと無理に感じた。

速度レンジの高いところで、大きなRを旋回する際は、オンザレールといった印象で、自分の思い描いたラインで走れるし、安定性も高く感じた。

軽い車重の恩恵が大きく旋回の安定性は素晴らしい。正直、300kg近く重いRX-8と比較すると、ライトチューンしたデミオの方が早いと思うレベルだった。

ただ、フィーリング関しては、FFなので純粋な旋回を味わえるFRに対しては、走りの違和感はあった、しかし充分に楽しめた。

空力性能

空力性能は、最低限が確保されていた。日本での速度域での使用に問題は無く、横風の煽りを受けても車体が振られる感じは少ない。

ただ、マツダのデザインを共通化するシンボルとなるシグネチャーウィングの部分に大きな、風の抵抗を僅かに感じた。

フィット、ノート、アクア、ヴィッツ、と大きく違うデザインはここにあって、先に上げた4台はノーズが後ろ倒れとなり、後方へ風を受け流す形となるが、デミオは直立する壁のようになっているので、風の抵抗をモロ受けしていた。

まとめ

他社のコンパクトカーと比較して、質感や走行性能はワンランク上に確実にあると思った。

旧型のデミオにも試乗したことがあるのだが、ベリーサ無き今はデミオの質感が大幅にアップグレードされているように感じた。

強いて劣っている点を上げるとすれば、車内の広さ。車内の広さで比較すると、センタータンクレイアウトを採用するフィットが断トツに広い。車好きでは無く、実用性で考える人にとっては車内空間が狭く感じるかもしれない。無駄な広さが大嫌いな自分にとっては、丁度良い車内広さだと感じた。

燃費には触れていないがアクセル開度により大きく燃費が別れる為、どの車も甲乙つけがたく、そこで発生した燃料の差、例えば200km走って1L差が出た!なんてことは、大した差では無いと個人的には感じているからだ。

RX-8から乗り換える程か?と言われるとNOである。自分はRX-8の方がデミオよりも走りに関して、よりエモーショナルな存在に感じているからだ。

色々言ったがデミオは、日常の中で上質を味わう車として考えるとコスパに優れた良い車と思った。

今回試乗したのは最廉価の13Cだが内装の作りや上級グレードの設定があることを考えると所有感を満足するまでに至らない。長く乗るつもりで所有感を満たしたいならば、上級モデルの13SレザーグレードまたはXDツーリングLパッケージがオススメと感じた。

以上、デミオを代車で試乗した感想でした。

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