先日RX-8で高速道路の右車線(追い越し)を走っていると、急にトラックが割り込んできました
突然「ピシッ!!」と嫌な音が聞こえて、フロントガラスを見ると、飛び石でヒビが入ってました。そのまま走行すると、ヒビが広がってしまうので、フロントウィンドの修正をしてみましたので、紹介します
ちなみに今回紹介するような軽微な傷であれば、フロントガラスを交換せずとも、1~2時間程度で補修可能です

ヒビが入った後の注意点

ヒビが入った後は、不要な長距離走行は控えた方が良いです。車は走っている間、路面から力を受けてボディが捻れてますから、激しい走りをしたりするとヒビが広がる恐れがあります
ヒビで車検が通らなくなります!!
保安基準に運転者の視界確保!うんぬんの話があるので、基本的にヒビはNGです。軽微な傷はOKです。明確な判定基準は無いそうですが、ヒビの広がりを防ぐために、早めの修正した方が良いです
ホルツ製のガラス補修キット

今回は、リペア製品等で有名なホルツのグラスリペアを使いました
UVレジンという、紫外線に照らすと硬化する液体を、ヒビの中に流し込んで固めてしまう補修キットです

あまりに大きすぎるヒビは修正不可なので要注意です。またガラスの内側の修正は出来ません
ホルツリペアキットの使い方
作業手順は
- 砂ホコリが無いように、表面をマイクロファイバー等で拭いて掃除する。洗車は傷の隙間に入り込むのでNGです
- ヒビの入った孔にUVレジンが流れやすいように、付属の針で入口を適当に広げる
- UVレジンを流す、UVレジン硬化を待つ
- 再度UVレジンを流し込んでフィルムを貼ってまつ
- 硬化したらフィルムを剥がして、付属のカミソリで余分なUVレジンを削ぎ落とす
- 仕上がりの気になる人はガラス用コンパウンドを使う(今回ワタシは使ってないです)
ざっくり、写真でもう一度説明していきますが、今回は全部で1時間30分程で作業は完了しました

傷の入口をほじくって、UVレジンが流れやすいように、下地をならします。力は不要、本当に最低限で良いです。実は、フロントウィンドウは1枚板では無く、外側のガラス、接着層、内側のガラス、と分かれています。3枚構造とすることで、衝撃を受けても粉々にならず、ヒビが入るようにしているわけです

付属のアタッチ類を取り付けて、UVレジンを流しこみます。白い棒状の先端には、ゴムが装備されていて、UVレジンを流し込んだ後に押し出す役割があります
流し込む間にUVレジンが硬化してしまうので、日陰または暗所でやった方が良いです(アルミ泊は、日差しカットしてるだけです)

ちゃんと、車体の内側から見てもUVレジンが傷に入ったか?確認します

2~3分したら、先程のアタッチメントを外して、UVレジンを垂らしてフィルムを貼ります

次は日向に車体を移動させて、日光にあててUVレジンを硬化させます。推奨は夏日が15分、冬日は30分らしいです。念のため、30分程度置いた後に作業しました(外気温20度くらいで、曇りね)

30分たったら、フィルムを剥がして、硬化したUVレジンを再度削りとります。付属のカミソリでフロントウィンドウを傷つけないようにUVレジンだけ狙って削ぎ落とします。
二度目のUVレジン

赤丸部の通り、一度では終わりませんでした。二度目をやる時には、UVレジンを貼ってからフォルムを貼る作業から繰り返します

二度目は気長に30分待ちました。ちなみに、何枚かフィルムは付属するので、補修は何度か可能です

二回目でようやく傷が埋まりました!
作業途中で日が落ちてきて、日光が作業場所に当たらなくなってきて、ヒヤヒヤしましたが、なんとか間に合いました
まとめ
フロントウィンドウって結構ヒビ入るらしいですね。あまり考えたことが無かったのですが、車種によってガラスの板厚はそれぞれで、例えば静音性の求められる高級車は厚く、比較的安価な軽自動車等は薄いらしいです。後は、車的な取り付け角度とかも影響するらしいです
今度から、高速走行中にトラックが見えたら、全力で車間あけよ…