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RX-8 スピリットR 違い
の検索ワードが上位だったから、簡単に解説してみようと思う
RX-8は2003年のデビューから2012年の生産終了までに、かなり多くのマイナーチェンジを受けていて、グレードの理解が大変だ
目次
スピリットRの概要

2011年の10月、RX-8が2012年6月で生産終了されるアナウンスがされる
同時に、ファイナルモデル 特別仕様車であるスピリットRが発表された
写真は自分のスピリットR(ホイールとマフラーは変更しました。純正の写真を持ってないので)

また、スピリットRでは専用のオーナーメントが用意される
ベース車両との違い
TypeRS(MT)とスピリットR(MT)の仕様差
2008年3月にビッグマイナーチェンジを受けたType RSと、基本的に外内装の色が違うだけ
TypeE(AT)とスピリットR(AT)の仕様差
色調も変更に加えて、ベースのATに対して、大径ブレーキ・スポーツサス・18インチのガンメタホイール、と足回りも変更して、運動性能をUPさせた
生産台数
当初1,000台の計画だったが、好評を受けて1,000台が追加生産され、合計2,000台が生産された
価格
スピリットRの6MTが325万円(税込)、スピリットRの6ATは312万円(税込)
グレードについて
スピリットRには6MTと6ATの設定がある
同時に、ベースグレードとして Type RS(6MT)とType E(6AT)も存在する
それぞれ細かく仕様が異なっている
同じスピリットRでもMTとATでは全然違う
前期と後期でも年式によって細かく仕様が違うRX-8。
スピリットRにおいては、MTとATでは根本が違う
- MTは完全に走りに特化
- ATはロングツーリングと日常使いに特化
スピリットR 6MT | スピリットR 6AT | |
シート | レカロシート | ヒートシーター・電動シート |
ホイール | 19インチのBBS | 18インチ純正 |
ショックアブソーバー | ビルシュタイン | スポーツセッティングサス |
外観 | フルエアロ | エアロ無し |
その他にも、ATモデルでは、サイドブレーキやステアリングが本皮巻きに変更される
ギア比も6ATの方がロングになっている
6MT | 6AT | |
1速 | 3.815 | 3.538 |
2速 | 2.260 | 2.060 |
3速 | 1.536 | 1.404 |
4速 | 1.177 | 1.000 |
5速 | 1.000 | 0.713 |
6速 | 0.787 | 0.582 |
後退 | 3.603 | 3.168 |
ファイナル | 4.777 | 4.300 |
スピリットR(MT)とType RSの違い
- ベース:Type RS
- 仕様差:専用カラーのインテリア
- メカニカル的な変更点:なし
基本的にType RSに使われている部品の色調を変更しただけで、メカニカルな変更はない(アナウンスされていない)
唯一の違いは、TypeRSではオプションだったSRSエアバッグが標準仕様になったこと
スピリットR(MT)の専用カラーとは?
スピリットR | Type RS | |
BBSホイール | ブロンズ | グレー |
ブレーキキャリパー | レッド | シルバー |
ヘッドライト・フォグ・リアランプ | ブラックベゼル | 白メッキ風 |
センタートリム | ピアノブラック | シルバー |
スピリットR(AT)とTypeEの違い
- ベース:TypeE
- 仕様差:専用インテリア、大径ディスク、スポーツサス、18インチホイール
スピリットR(AT)では、ベースモデルに対して足回りも変更している
TypeEではオプションのSRSエアバッグは、スピリットR(AT)でも標準装備となった
スピリットR(AT)の専用カラーとは?
スピリットR(AT) | TypeE | |
ホイール | ブラック18インチ | シルバー17インチ |
ブレーキキャリパー | レッド | シルバー |
ヘッドライト・フォグ・テールランプ | ブラックベゼル | 白メッキ風 |
シート・ステアリング・パーキングレバー | ブラック&赤スティッチの本革 | 普通の樹脂 |
リアコンソールボックス | 赤ステッチの合成皮革 | 普通の樹脂 |
以上が、スピリットRの仕様差の話。
ATでいいならTypeEがお買い得
これから先は、個人的に中古車としてお買い得だと思うグレードの話をしてみるから、興味が無い人は離脱願います。(ただの管理人のボヤキ)

RX-8を公道メインに楽しむなら後期のTypeEが凄くお買い得だと思う
例えば、5.2万キロ走行 & 修復歴無し、で乗り出し93.6万円とリーズナブルに買えるからだ
これがスピリットRのATなら安くて150万円もする。ブレーキのディスク径が異なるけど、峠で流す分なら関係ない(小径ディスクを採用する前期の5MTベースグレードも所有していたけど、ブレーキの効き具合は充分だったから)
また、5万キロオーバーのMT車を選ぶと7万キロ付近でクラッチ交換(9万円ほど)の出費がすぐに発生するし、後期TypeS(RSの下のグレードのMT)でも車両本体が130万円ほどするから、大きく差額が発生してしまう
その差額分、経年劣化したショックアブソーバーやタイヤ&ホイール、へ宛てた方が賢明だと思う

僕はスピリットRのMTモデルを所有しているけれど、普段使いを考えればATでマツダ純正シートの方が良いと感じている
レカロシートは、サイドシェルが凄く張り出すから、乗り降りが大変だ。ATモデルは、サイドシェルの張り出しがすくないしソフトシートだから乗り降りはスムーズにできる
実際に所有する前は、レカロシートに憧れはあったが、最近はもう少し乗り降りの利便性を上げたい気がしている(ホールド性に文句はないけれど)
あとは、TypeEにエアロが装着されていないから、TypeRSやスピリットRのような派手な見た目を好まない人には良い選択肢になると思う
実際に、僕が通勤していると、よく白髪混じりの年配の方が乗るTypeEとすれ違うことがあって、乗る人と落ち着いた見た目が凄くマッチしているように感じた
もしこれからRX-8を中古で買おうと思っていて、MTに大きく拘りが無ければ、TypeEをオススメしたい