納車してから4000km走行して、シフトフィール、エンジンノイズが悪化したのでZX-10R(12年式)のエンジンオイルを交換しました

今回導入したのは、カワサキエルフ・Vent Vert(ヴァン・ヴェール)・冴強です、100%全合成油でカワサキの公式オイルです
公式ホームページ
http://www.elf-lub.jp/products-for-scooters-&motorcycles/for-kawasaki-motorcycles.html
10W-40と10W-50の2種類が用意されていて、下記のように使いわけます

10W-50の冴強をチョイス!
今回は、レスポンスよりエンジンの保護を目的として、冴強をチョイスしました
そもそもレスポンスとパワーには満足しています。ツーリングメインなので、エンジンノイズ低減も嬉しいですし…
ちなみに、オイルの色は緑色です。見た目良し。性能も折り紙付きです。カワサキ乗りなら、これ一択では無いでしょうか?

ZX-10Rオイル情報

- オイル交換のみ:2.9L
- フィルター交換有り:3.3L
- オイル全容量:3.7L
- オイルフィルター締め付けトルク:17N・m
- ドレンボルト締め付けトルク:29N・m
- ドレンボルトパッキンサイズ:M12
必要な情報は上記の通り、まずはオイル抜きます

オイルポイとか適当なタッパ無かったので、捨てる予定だったフライパンでキャッチです。廃油は適当な、フタ付きの適当な入れ物に入れてガソリンスタンドで引き取ってもらいます。オイルポイ買うより経済的です

ああ、MOTUL 300V が無残に酸化されて真っ黒です…これじゃあ、フィーリング悪いわけです
オイルを抜いたらドレインボルトをトルクレンチ29N・mで締めます
この時、ドレンボルトとワッシャー間の脱脂は必須です。オイルで摩擦係数が0.1くらいになってしまってオーバートルクになってしまいます
次はオイルを入れます

フィラーキャップがオーバートルクで締められていて開けるのが大変でした。やはり座面がオイル汚れで汚かったので、パーツクリーナーを湿らせたウェスで座面をフキフキ

直入れは出来ませんでした。ケース側面が邪魔して上の写真以上に缶が傾きませんでした
後付けの蛇腹的なホースがあると便利です。アマゾンから買うとセットで付属してくるようなのでオススメです
オイル交換後の変化は?
エンジン音が静かになりました
これは、本当に静かになりました。劣化オイルの音が1としたら、変化後は0.75~0.8的な…分かりにくくて申し訳ない。油膜が厚くなったせいか、確かに静かなってビックリです。
シフトショックが激減。マイルドになりました
これは、シフトダウン時が最も効果ありでしたね。スリッパークラッチのショックがケタ違いに軽減されました
レスポンスは悪くなった…??
確かに油膜が厚いせいか、アクセルに対してのレスポンスは鈍くなった気はしました。でも、慣れればなんてことないレベル。エンジンが温まって来たら、丁度良いです。走り出しは油膜の厚さを感じます
総評
エンジン音が静かになるので、街乗りとしては気に入りました。峠でも、このくらいのレスポンスが丁度良い気がします。一方、レスポンスは前回のモチュール300V 10W-40の方が圧倒的なのは確かです
でも、エンジンの油膜切れは、長くこのバイクに乗りたい僕にとって、最も嫌なトラブルなので、高温に強く油膜の厚い冴強をこれからは使おうと考えています
おまけ
「サイキョウ」とは、なんとも特徴的なパッケージ。カワサキらしい

2010年までは、最高規格だったSM規格です。SN規格が設立されましたが、これにランクアップするにも試験というコストが必要なので企業もSM規格で留めているパターンが多いそうです。これがSN規格に該当するかは謎ですがね。ちなみに規格はこのサイトが非常に良くまとめられていてオススメです

